また、新華社は16日、事件後初めて「ダライ(・ラマ14世)集団の社会破壊活動は必ず失敗する」との論評を発表、「表面上はチベット独立を放棄したと言っているが、実際は分裂破壊活動をやめていない」と批判した。
ダライ・ラマ14世が「北京五輪が開かれる08年は、チベット人にとって重要かつ最後のチャンスになる」 「五輪期間中にデモ活動を行い、要求を訴えるべきだ」と発言していることを取り上げ、チベット問題と五輪を絡めていると指摘。暴力行為を先導しているのは間違いないと断じた。
2008/03/17 asahi.com: チベット騒乱 中国、武力弾圧を否定「焼死など」と発表 - チベット問題
そういう言い方をする人かね?と思った。
今私達、日本の仏教者の真価が問われています。
チベットでの中国の武力行動によって宗教の自由が失われることに、心から悲しみと已む に已まれぬ抗議を表明せずにはいられません。
私達ははあくまでも宗教者・仏教者として僧侶をはじめとするチベット人の苦しみをもはや黙って見過ごす事はできません。チベット仏教の宗教的伝統をチベット人の自由な意思 で守るという事が大切な基本です。
皆さんは日本の全国のお坊さんがどうしてるのかと思いでしょう。日本の各宗派・教団は日中国交回復の後、中国各地で御縁のある寺院の復興に力を注いできました。私も中国の寺院の復興に携わりました。しかし中国の寺院との交流は全て北京を通さずにはできませ ん。
殆ど自由は無かった。
これからもそうだと全国の殆どの僧侶は知っています。
そして日本の仏教教団がダライラマ法王と交流するのを北京は不快に思う事も良く知られ ています。
あくまでも宗教の自由問題こそが重大であると私は考えています。しかしチベットの事件以来、三週間以上が過ぎてなお、日本の仏教界には目立った行動が見られません。
中国仏教界が大切な友人であるなら、どうして何も言わない、しないで良いのでしょうか 。
ダライ・ラマ法王を中心に仏教国としての歴史を重ねてきたチベットが今無くなろうとしています。私達は宗教者・仏教者として草の根から声を上げていかなければなりません。しかし私の所属する宗派が中国の仏教界関係者から抗議を受けて、私はお叱りを受ける可 能性が高いでしょう。
このように申し上げるのは私達と行動を共にしましょうと言う事ではないのです、それぞれの御住職・檀・信徒の皆さんがこれを切っ掛けに自ら考えていただきたいのです。
オリンピックに合わせて中国の交流のある寺院に参拝予定の僧侶もいらっしゃるでしょう 。
この情勢の中、中国でどんなお話をされるのでしょう。
もしもしも宗教者として毅然とした態度で臨めないならば、私達はこれから信者さん・檀 家さんにどのような事を説いていけるのでしょうか。
私達にとってこれが宗教者・仏教者である為の最後の機会かもしれません。
書写山圓教寺
大樹 玄承 執事長
平成20年 4月 5日
- YouTube - 書写山圓教寺 大樹玄承執事長がテレビ出演しチベット問題へ声明文(3分)サイドバーからコピペさせて頂きました。
- YouTube - 天台宗別格総本山書写山圓教寺大樹玄承執事長よりの声明(10分)は声明の前後部分、出すに至った経緯や質疑部分、そして独立総合研究所社長・作家の青山繁晴さんの解説が含まれています。
関連:
2008年04月03日 緊急の、緊急の、大切なこと - ON THE ROAD : Aoyama 's Daily Essay
青山繁晴さんの個人サイトで「みなさん、あさって4月5日の土曜日、関西テレビの「ぶったま」という番組を視てください。」「チベットの民衆蜂起をめぐって、日本からやっと初めて発信される、ある良心に基づく訴え、アピールがあります。」という記事だったのですが、見れる状況には無く、気にしていました。
2008年04月05日 怒り、ひとつ - ON THE ROAD : Aoyama 's Daily Essay
ネット上にアップロードされたファイルを関テレが一律削除している件につき、青山さん激怒。削除について「今日ぐらいはせめて、時間を置いてから削除するぐらいのことができないのか。」「そもそも、無料のアップが困るなら、100円とか50円とかの有償で配信すべきじゃないか。その努力をしないで、何を削除、削除って、官僚的にやってるんだ。ぼくはずっと、関テレの○○局長(実際の電話では○○はセクション名)に、これを申し入れてきた。それなのに何も変わらない。誰が変えないのか、どんな検討がなされているのか、何も分からないままだ。」との事だったので、YouTubeで探した結果、視聴できました。
【ここで当ブログとしては、映像著作権とネットの方向に話を持っていく訳ですが】
申し入れ者が何も分からないままだと言うのは、できない理由すら教えてもらえないという事でしょうか。少し興味深いです。とりあえず、準キー局の局長級の人は、こうした判断権限を持っていないようです。一律削除に、より上のレベルの指示があるのか、靖国映画的な過剰コトナカレ主義に過ぎないのかは知りようが無いです。
ニコ動検索は、「書写山」「圓教寺」「大樹」「玄承」「執事長」「ぶったま」でヒットしませんでした。ニコニコ動画は在京キー局+NHKに対し「新規投稿動画の監視を行い著作権侵害放送番組動画については直ちに削除する」との申し入れをしていますから、その成果と思われます。
【訂正】ありました↓。
天台宗のトップ、チベット問題を涙ながらに語る。(ミラー)‐ニコニコ動画(SP1) - 18分
なお、金子寛人さんの PC向け地デジチューナーの単体販売、4月上旬にも解禁(2008/03/26)によると、この5月にも発売が見込まれているPC向け地デジチューナーに掛る制限は以下のようなものになる見込みです。
こうなると、アナログ放送が終わった後では、こうした動画のアップロードはおろか、ローカルにスクショを取って置く事すら不能という事になります。自分としては、著作権は機械的、一律な規制となじむものではなく、福田正さんの「角川グループが管理する著作権者の動画は、十把一絡げにダメというのではなく、きちんとユーザーを捉え、そのユーザーとコミュニケーションをとりながら、1つ1つ認証マークを付け、1つ1つ解決していきたい」という姿勢が最も妥当と考えています。
広告を入れる事の楽しみのひとつに、関連情報が自分のブログに降ってくる、というのがある。
例えばチベット絡みの記事を書くと、「現地で録音したチベットのマントラCD」とか、「売上の一部をダライ・ラマ法王に寄付するチベット国旗のTシャツ屋さん」とか、「チベット抵抗運動の象徴ガワン サンドルの半生を描く本」とか。へぇへぇへぇ。というカンジだ。古いよオレ。
もちろん、「中国旅行の案内」とか、「日中国際結婚交流会」みたいなものの方が多いので、ググるさん広告的には、そっちの方が大きいのだろうなと思う、、、「男のサイズをもっと大きく」ってのは、なんだろうね。
しかしググるさん広告は、自分でクリックすると罪となり罰せられるので、詳細を知りたくば自らの手で慎重にURLをコピペして飛ばねばならない(と言うほど手間でも無いが)。するとそこで独自のアフィリエイトをやっていたり、する。サイト内の画像は好きに使って良いのだそうで。面白いのでA8のアカウントを取ってみた。
なにかに対して少しだけ力になろうと思ったら、カネが一番潰しが効く。自分の財布から出すのも良いが、自分にも先方にもカネが落ちるシカケは、なお良いものだ。
もっとも、そのチベット国旗やTシャツがメイド・イン・チャイナという話もあるのだけども、むしろそいつはさらに良い。中国の個々の人たちがどうという話ではないし、善意ダケより、ゼロサムより、関わりのある者すべてがちょっとずつ幸せになる方が、ぜってぇ強ぇ。みんなで幸せになろーよw。