ニュースとかウィキペとかごちゃごちゃに拾っただけなので、信用しちゃイヤン。
■韓国のオタク市場規模2006 | 備考 | |
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■アニメーション市場 | 328億円 | 「日本の2006は2584億円、韓国アニメ市場は日本の8分の1」[1] |
アニメーション制作市場 | 244.3億円 | 「過去3年間横ばい傾向」[1] |
放映権の輸出 | 0.33億円 (前年比20.7%) |
「放送社輸出額は特にTVシリーズが中心。」[2] 『少女チャングムの夢』とか? ・NHK、2006放送[wikipedia] ・史上最高販売価格で日本に輸出される。[朝鮮日報] ※単発かもしれないが、この世界は単発の連続だからな。 |
劇場売上高 | 69.0億円 (前年比385%) |
「もちろん国産アニメーションはわずか3編封切りだったが、」[2] 「アニメーションに対する大衆の関心が高くなっていることを見せてくれた。」[2] |
※輸出額 | 755.3億円 (前年比15%減) |
「しかし収入部門も毎年平均 26%ずつ大きく減っていることで現われた。 」[2](意味不明) |
■マンガ市場 | 832億円 | |
マンガレンタル | 金額不詳 (前年比減傾向) |
「マンガ業界の問題点として議論されていた‘マンガ貸本屋’は毎年減っている
姿を見せた。」[2] 「また、ドラマ、映画、ミュージカルなどのジャンルを通じてマンガ原作が産業の中に定着したことで現われた.」[2] |
マンガ出版 | 334.5億円 (前年比増) |
日本の2006は4810億円、韓国マンガ市場は日本の7分の1[1] |
オンラインマンガ製作•流通業 | 53.5億円 (前年比48.2%増) |
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※輸出額 | 4.2億円 (前年比19%位) |
「2005年は北米(43.7%)が1位だったが、2006年度にはヨーロッ パが36.1%で1位。」[2] |
■キャラクター市場 | 約5188億円 | 日本のマンガ出版を超えている。 |
開発及びライセンス市場 | 339億円 (4年連続増) |
「3千億ウォン台を突破」[2] |
キャラクター商品製造市場 | 2260億円以上 (前年まで3年連続減) |
「2兆ウォン台を越した」[2] |
※輸出額 | 203.1億円 (前年比16%増) |
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■音楽市場 | 2105.3億円 |
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デジタル音楽 | 412.7億円 (前年比 36%増) |
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音盤市場 | 95.8億円規模 | たぶんCD |
音楽公演 | 213.3億円 (前年比30%以上) |
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■4市場合計 | 8,453億円 | (78.8億ドル)GDP比0.67% |
1)コンテンツ産業のGDPに対する割合
米国 | 世界平均 | 日本 | 韓国 |
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4.70% | 3.15% | 2.66% | 0.67% |
※米・世界・日本:首相官邸知的財産戦略本部/知的財産推進
計画2006・別冊参考資料(H18.6.8)P30。数値は2004年。
※韓国:ウィキペのGDP(PPP)と前出の表から。数値は2006年。
※同列に並べてよいのかどうかは不詳。
こうして見ると大した事は無いが、両国の人口、GDP、代表的な企業のGDP比を見ると地味に。
日本:人口1.3億人、GDP(PPP)
4兆2220億ドル、トヨタ自動車単独売上:約950億ドル(GDP比2.25%)
韓国:人口0.5億人、GDP(PPP) 1兆1,800億ドル、サムスン電子単独売上:約634億ドル(GDP比5.37%)←
選択と集中。
資源が無ければ人材頼みになるのはどこの国も一緒。近場に日本というお手本もある。一般論として韓国の成長分野への集中力、変化への対応速度には目を見張 るものがある。現状の数値で見れば韓国サクヒン業界は国内の市場規模も輸出額も大きくはないが、韓国文化コンテンツ振興院(KOCCA)が日 本語で情報発信していた事から、この組織に興味を持った。
2)韓国文化コンテンツ振興院(KOCCA)について以下主に、2007年07月29日 日韓でこんなにも違うコンテンツビジネス - [韓国ネットビジネス事情]All About より抜粋。太字オレ。カッコ内オレ。
以下、KOCCA日本事務所・マーケティングマネージャー磯崎さんのお言葉。
1.■について。「ろくなことにならない」のは 「国が関わると」ではなく「くいっぱぐれの心配がない人間が主導権を握ると」ではないかと思う。金大中以降の韓国の様子を見ていると:
直接選挙で皇帝を選ぶ→閣僚の政治任用&機動的な省庁再編成→驀進驀進!→結果が出なけりゃみんな失脚。
というカンジに見える。結果が出てても失脚してるように見えるのが大韓民国のナゾの一つだがその事は脇に置く、、、置く前にちょっとだけ言うと、 ノムヒョンさんは火星あたりに亡命しといたほうが良いかもしんない。
話を戻して、 こうした厳しいシカケが生むメリットは、戦略の必死さだ。日本のシカケは「このままぢゃ植民地になっちゃう!」とか「復興してみせな男がたたん わ!」とか、全国民がいくばくかの必死さを共有してる時には、優秀な人材を一生まんべんなく使い切る良い(ある意味無慈悲な)シカケなのだが、そうでない 場合は急速に腐敗してゆく(cf. 江戸幕府)。ひらたく言えばくいっぱぐ れの心配がない役人に「成長戦略」とか、まして「生き残り戦略」とか説かれてもなぁ?ってカンジ。上級公務員の政治任用だけでも結構違ってくると思うのだ が。
2.■については、向こうから客が来るうちは仕
方がない。一般論としては、追い抜かれて初めて、ニーズを深く考えるようになるだろう。
ただしこれは人それぞれだし、チャンスを逃さない人は常に在る。→ 「アニメで大いに稼ぐため
の福田正の団」 - Fraternity7
3.■はおそらく、確実に国民性の違いだ。「とにかく、描いていられれ ば、それだけで嬉しい」というか。いい人なんだろうけど、カモられて既得権益をのさばらせて結局己が危機に瀕すると言う。でもそれで喰って行こ うってんなら、最初から富貴を求めないのは罪だ。
4.■については、そんなもんだろう。みんなお金で動く。
3)マンガ業界の問題点として議論されていた‘マンガ貸本屋’について
頭書の表で前年比減のマンガレンタルは、貸本業といって長く韓国マンガ家の生活が苦しい元凶と目されてきた。それなりの人気作家でも、なかなかの 貧乏暮らしなのだとか。んで(貸本屋で作者にお金が入らない形で)読んだ子たちから来るファンレターを読んでorzになるのだとか。たしかそういう遺書を 残して自殺してしまった方があったと記憶しているのだが、うまく出てこなかった。
しかしこの業態は、もともとは90年代の経済危機で政府が奨励したと言う説がある。広く一般化した事もあって、ファンも出版社もマンガ家も、それ ぞれ構造改革の必要性を認識しつつも、なかなか進んで居ないようだ。KOCCA日本事務所掲載の記事によると「毎年減っている姿を見せた」だそうで、喜ば しい事である。でもできれば翻訳は人手でやって欲しいです。文法はそっくりだけど文化すげぇ違うから日韓。