bframes: 他のコデックでのエンコードに慣れている人なら、Bフレームは良い事ばかりでは無いと考えているかもしれません。H.264ではこの常識は異なります。Bフレームには様々なあたらしい技術とブロックタイプが導入されました。多くの場合、単純なB選択アルゴリズムでさえ目覚ましいPSNRの向上をもたらします。また面白い事に、通常はBを使うと2ndパスがやや高速化します。またシングルパスエンコードも適応的B挿入を切れば高速化が望めます。
適応的B挿入を切った場合(nob_adapt)、bframesの設定は1以下が最適です。さもないとハイモーション・シーンで苦しむ事になるでしょう。適応的B挿入を使う場合(b_adapt、デフォルト)はbframesの数を増やしても安心です。圧縮効率の悪くなる場面ではコデックがBの使用を控えます。x264が3~4以上のBフレームを連続させることは稀ですから、それ以上を指定してもあまり効果はありません。
範囲:0~16
適正範囲:3~4。--no-b-adapt使用時は0か1。
I・Pフレームの間に入るBフレームの最大連続数。
Xvidや他のMPEGエンコーダでBフレームには慣れている人は多いと思う。Xvid でこれに相当するオプションは"Max consecutive B-VOPs"。Bフレームは非常に符号化効率が良いが、たくさん使う程デコード負荷が上がる事に注意。
IとPフレーム間でのBフレームの最大連続数。