範囲:0~16
適正範囲:3~4。--no-b-adapt使用時は0か1。
I・Pフレームの間に入るBフレームの最大連続数。
Xvidや他のMPEGエンコーダでBフレームには慣れている人は多いと思う。Xvid でこれに相当するオプションは"Max consecutive B-VOPs"。Bフレームは非常に符号化効率が良いが、たくさん使う程デコード負荷が上がる事に注意。
このオプションは適応的Bフレーム挿入をdisableにする。一般的にはオフはお奨めできない。デフォルトではx264がどこにどれだけのBフレームを使うか自動で決める。最大で何枚使うかは--bframesで決まる。
範囲: -100~100
適正範囲:0(デフォルト)
適応的Bフレームの挿入頻度に影響。高いほどBフレームを沢山使う。上限は--bframesで指定した値。低いほどたくさん間引く。Xvid でのB-VOP sensitivityに相当。-100から+100までのスライダがあると思えば良いだろう。-方向がBを減らし、+方向がBを沢山使う。推奨はデフォルトの0(またはスクリプトに書かない)。というのはB使用を強制すると画質が悪くなる事があるからだ。特に暗い領域やフレームで多い。
一部のBフレームを参照フレームに使えるようにする。他のフレームがBを参照できるようになるので符号化効率があがる。2枚以上のBフレームが必要で、デコーダー・ラグが2になる事がある。この機能はデフォルトではオフ。コマンドラインに --b-pyramid と追加すると使えるようになる。
BフレームにRDO(Rate Distortion Optimisation、レート歪最適化)を使う。XviDにおけるVHQ B-frameに相当。要--subme 6以上。
双方向動き予測のジョイント・リファイン。Bフレームの2つのモーションベクトルを最適化する。速度は低下し、圧縮効率が上がる。デコーダへの影響はない。従ってこれも "安心して使える画質向上オプション" の一つと言える。