Information:
Intelligence:
どちらも「情報」だが、元来は明治時代に翻訳者がひねり出した陸軍用語。
・状況報告:状は目で見りゃわかるもの。
・事情報告:情は目で見てもわからないもの。
「状況は解った。内情を聞かせろ」。とか「情状酌量」などのコトバがあるように、情と状には区別がある。ココロのうちにあるものと、ココロの外に あるもの、みたいな。
「情報とは心のエネルギーである」などの解釈は、"情報"の解釈を複雑にする。"情報理論"、"情報学"、などなど。
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以上、情報小論 - 小野厚夫ほかから捏造。
原文はもっとトゲが無いのだけど、どーも学部横断的な講座を作る時にネーミングで文系教官とひともんちゃくあったのぢゃないかなぁ。理系の人は いっそ「状報」を広めても良いと思う。それなら文系がナサケの字面に引きずられる事もない。
文系としては、Intelligenceってのは "吟味" の事だと思った。ホレ時代劇でお奉行さんとかが言うアレ。「そのほうの申し状、いちいちもっともなりッ」とか「そのほうの申し状、不届き千万ッ」とかの 「申し状」が Information。…だから Intelligenceってなぁ…きっと桜吹雪の事だ。