1)ビジネスマン | 2)一般消費者 | |
---|---|---|
A)Windows | Office |
だめぽ(いろいろあるがややこしい) iPods / iTS |
B)Macintosh | だめぽ(そもそも不毛) |
iXX(iLife,
iSync, iCal, .Mac ) iPods / iTS |
1)ビジネスマン | 2)一般消費者 | |
---|---|---|
A)Windows | Office |
だめぽ(いろいろあるがややこし
い) iPods / iTS |
B)Macintosh | BootCamp |
iXX(iLife,
iSync, iCal, .Mac ) iPods / iTS |
イ)iPod/iTunes系の製品・サービスは全てWindowsで稼働する。
使い慣れた環境から移行する動機にならない。逆にMac版OfficeのUIの違いや文書の互換性、Virtual
PCの遅さ、それらに伴う出費と習得時間、などで悩む事になる。平均的なWinユーザーは、ヘレン=ケラーの気分を味わうだろう。これだったらA-2)の
ほうが負荷が少ない。
ロ)BootCampを恃んで「スイッチ」する場合でも、そこに独自の魅力がある事が必要だ。
キーボードは違うしマウスは変だしGUIの作法も違う。Winから移行するならlinuxのほうが負担が少なく見えるし[1]、セキュリティでも一段上
だ。MacintoshではA-2)のようにDVD見るにもCD焼くにも、場合によってはモニタ設定換えるだけでもサードパーティのUIが出て来る事はな
いけれど、逆に言えばそのくらいの負荷はWinでは「フツー」。みんな慣れている。「スイッチ」するにはそこに独自の魅力がある事が必要だ。
A行になくてB行にあるのはiXX。
iTunesを除くiLifeは、iMovie, iDVD, iWeb,
GarageBand。iLife以外のiシリーズは、iCal, iChat, iPhoto, iSync。
これにSafari, Mail, アドレスブック, プレビュー、あたりを加えると、「消費者市場におけるMS-Office」と
でもいうべき存在になる。出来が良いのも馴染み易いのもあたりまえ。OSの会社が作ってバンドルしてんだから。サード
パーティが酸欠で退場してくのも同じ。.Macも香ばしい(マカとしては、これらを無批判にマンセーするのはダブスタだと思ってます)。
特にiLifeは「一般消費者がパソコンに期待する事」を「箱から出したらすぐできる」に
している。Winでも同じ範囲をカバーできるはずだが、選択はややこしく、操作体系の統一も難しいだろう。つまりA-2よりB-2の方が「らくちん」。
Win上でこれを打開できるのはMSだけだと思うが、彼らにはできない。やれば叩かれるし、訴訟も抱え込む(ちと不当に叩かれ過ぎなのではないかと思う
事もなくもないけど)。
海外ではMac売れてるのに日本だけしょぼーんというのは、ここではないかと思う。Macintoshというショーヒンは「日本 の一般消費者がパソコンに期待すること」とミスマッチなのではないか。
[1] 逆に自分にはgnomeもKDEも負荷が大きい。